循環器系検査 〜 心電図検査でST−T異常あり❗️
こんにちは、メタボじいさんこと“MG3”です。
成人の「心臓」は250〜300gで、ほぼ握りこぶし大の大きさです。
下の図のとおり、中隔という壁で上下左右に区切られ、右心房、左心房、右心室、左心室の4つの部屋からできています。
それぞれの心房と心室の出口には、血液の逆流を防ぐ、2種類の弁が左右にあります。
引用:www.nms-cvs.com
心臓は、心筋の収縮によって血液を動脈中に送り出し、弛緩によって静脈から血液を受け入れる働きをしてます。
収縮と弛緩は1日に約10万回繰り返されます。
心臓が1日に送り出す血液の量は7,000〜10,000ℓと言われています。
体の隅々にまで血液を送るためには、血液に圧力をかけて送り出す必要があります。
この血液の圧力が「血圧」で、血管の中を流れる血液の勢いが動脈の壁に与える圧力を指します。
血圧には、心臓が全身に血液を送り出すために収縮した状態を指す「収縮期血圧」(最大血圧)と、全身から戻った血液が心臓にたまり、心臓が拡張している状態である「拡張期血圧」(最小血圧)があります。
一般的に、収縮期血圧(最大血圧)が120〜140mmHg未満、拡張期血圧(最小血圧)が80〜90mmHg未満を「正常域血圧」と言います。
収縮期血圧(最大血圧)が140mmHg以上、拡張期血圧(最小血圧)が90mmHg以上の場合には「高血圧」に分類されます。
MG3が2018年8月に人間ドック健診を受けた時の血圧は、収縮期血圧(最大血圧)が143mmHg、拡張期血圧(最小血圧)が93mmHgであることから「1度高血圧」と診断されています。
以前から高血圧は指摘されていたので、血圧を下げるための薬を飲み続けています。
それにもかかわらず、まだ血圧が高い状態にあります。
何が何でも、根本的な原因である“メタボ”を解消する必要があります❗️
高血圧の人は、健康診断で「心電図検査」を受けた方が良いでしょう。
心電図の測定は、検査台に横になり、胸が出るように上半身裸になるか、服をまくります。
まず両手首、足首に電極を取り付け、次に胸に電極を取り付けます。
検査中は力を抜き、出来るだけ身動きをしないように安静にしておきます。
検査は5分ほどで終わります。
上の写真は、MG3が2019年8月に「心電図検査」を受けた時の結果です。
心電図に「ST-T異常」があるとの所見でした。
STというのは心電図の波形につけられた名前です。
ST-T異常とは、上の図にあるST部分が、基線より上昇したり、低下したりすることです。
MG3の場合、心電図のST部分がわずかですが低下しています。
こうした状態は、心臓筋肉での血液の流れが悪い場合や、心臓の筋肉が厚くなった心筋症などで起こります。
虚心性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、高血圧症、弁膜症などによって、心筋に障害が起こり、負荷がかかっている可能性も疑われます。
さらに精密検査が必要です❗️
<超音波検査については、「動脈硬化その1 〜 やっぱりあったアテローム硬化❗️(頚動脈超音波検査)」でも紹介しています>
mg3kensinmemo.hatenablog.com
そこで受けたのが、超音波(エコー)検査装置による「心臓超音波検査」(心エコー検査)」です。
心エコー検査は、心筋が正常に動いているかどうかを判定したり、1回の拍動ごとに心臓が送り出す血液の量を測定します。
また、この検査では、高血圧や心不全、心臓の筋肉壁の障害(心筋症)などの患者でみられる心臓弁の異常、先天異常(心室や心房の間の穴など)あるいは、心臓壁や心房または心室の拡大など、心臓の構造的異常をみつけることができます。
やや不鮮明な写真ですが、MG3の心エコー検査の結果が上の写真です。
所見では、軽度ではあるものの、やはり左心室の筋肉が厚く、肥大が疑われるとのことです。
間違えなく高血圧が原因で引き起こされたものです。
高血圧が続いたことにより、長期間、心臓に負担がかかってしまったのでしょう。
「たった一つの『心臓』だからもっといたわってやらないと‼️」
この歳になってやっと気づきました。
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
☆次回は、“ 大腸がん検査 〜 「大腸がん」は肛門に近いところにできやすい❗️” です。
どうぞお楽しみに❗️