大腸がん検査 〜「大腸がん」は肛門に近いところにできやすい
こんにちは、メタボじいさんこと“MG3”です。
「悪性新生物」(がん)により1年間に死亡した人の内、「大腸がん」で亡くなった人は約50,000人で、臓器別では第2位となっています。
男女別で見ると、下の表のとおり、男性は肺がん、胃がんに続く第3位ですが、女性は第1位となっています。
近年、大腸がんは増加傾向にあります。
その原因としては、食の欧米化が進み、動物性の脂質やタンパク質の摂取量が増え、野菜や海藻物などから取られる食物繊維の摂取量が減ったことが影響していると考えられます。
日本人の平均的な大腸の長さは約1.5mで、小腸で消化吸収されなかった飲食物の水分を吸収し便をつくる働きをしています。
下の図のとおり、大腸は細かく部位が分かれています。
「大腸がん」のできやすい部位は、肛門に近い「S状結腸」と「直腸」で、約70%を占めています。
その理由としては、腸内を移動する内容物の中には発がん物質が混ざっており、S状結腸と直腸ではその内容物がしばらく蓄えられ、発がん物質と腸壁の接触する時間が長いためがんができやすのです。
大腸にがんが発生すると、がん部分が便による刺激を受けるため、便に血液が混ざるようになります。
また、肛門に近い部分にがんが存在する場合は、便秘と下痢を繰り返したりします。
便が細くなったり、残便感、腹痛などの症状がある場合は一度「便潜血検査」を受けた方が良いでしょう❗️
「便潜血検査」とは、便のなかに含まれる血液の有無を調べる検査で、目に見えないわずかな出血でも検知することができます。
便の採取は自宅で行うことができます。
便の表面を採便用の棒でまんべんなくこすり、通常2日間分の便を採取します。
食事制限の必要もない簡単な検査です。
便潜血検査で「陽性」(+)となった場合は、必ず精密検査を受けましょう。
[引用:https://medical.nikkeibp.co.jp]
精密検査としては、「大腸内視鏡検査」があります。
大腸内視鏡検査では、肛門から内視鏡を挿入して大腸を詳細に調べます。
検査は20分程度で終わり、多くの場合大きな苦痛もありません。
ポリープ等の病変が見つかれば、悪性か良性かどうかを調べるために病変の一部を採取して、悪性度を調べることもあります。
上の写真は、2018年8月にMG3が人間ドック健診で受けた「便潜血検査」の結果です。
1回目、2回目とも「陰性」(ー)で「異常なし」の判定でした。
便潜血検査を受けるだけで、大腸がんの死亡率は60~80%下がると言われています。
また、大腸がんは、早期であれば90%以上が完治するとも言われています。
年一回は「便潜血検査」を受けることが大切です❗️
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
☆次回は、“ ロコモ検診 〜 ロコモを予防して“健康寿命”を伸ばそう❗️” です。
どうぞお楽しみに❗️
本日のブログアイコンのタイトルは、『トラに「便潜血検査」をすすめる“メタボじいさん”』でした。