メタボじいさんの健診日記〜健康診断ひと口メモ

メタボじいさんのメタボ解消までの記録と健康診断ひと口メモ

メタボじいさん 〜 「下痢(げり)」は大腸の病気のサイン‼︎


こんにちは、メタボじいさんこと“MG3”です。


1.はじめに

MG3の知人に、いつも下痢に悩まされている人がいました。

その人が、最近、人間ドック健診を受け「便潜血検査」で陽性反応が出たそうです。

早速、大学病院に行って内視鏡で精密検査を受けたところ、やはり腸にいくつものポリープがあり、日を改めて手術するとのことでした。

下痢の症状は、大腸の病気のサインだったのでしょうか。



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2.便潜血検査

微量の血液が便に混じっている状態を「便潜血」と言います。

便潜血検査とは、下の写真の検査キットで便を採取して、胃や腸など消化管に出血があるかどうか調べる検査です。

便に混じっている微量の血液成分を高い確率で検出することができます。

継続的な出血があるかどうかを調べるため、異なる日に二回便を採取する方法が選択されています。



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3.便潜血検査が陽性の場合に 疑われる病気は?

便潜血検査で陽性と判定された場合、大腸ポリープや大腸がんが疑われます。

大腸の粘膜がイボのように盛り上がる病気を大腸ポリープ、大腸の粘膜にできるがんを大腸がんと言います。

大腸がんは初期症状に乏しく、できる部分や大きさなどによっても症状が異なります。


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4.大腸がん

大腸がんは、日本全国で1年間に約158,000人が診断されます。

最近では大腸がんにかかる人が増えており、男女合わせると最も頻度の高いがんです。

男性では胃がん前立腺がんに次いで3番目、女性では乳がんに次いで2番目に多いがんです。

また亡くなる方も多く、がん死亡原因の上位を占めています。

ほとんどの大腸がんは、上の写真の通り、良性のポリープが非常に長い時間をかけてがん化すると考えられています。

かなり進行するまで自覚症状が出ないために、なかなか自分で気がつくことはありません。

大腸がんは、年代でいうと40代頃より少しずつ増え始め、特に50歳を超えると大腸がんにかかる確率が高まります。

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大腸がんが疑われる症状としては、下記のような症状があります。

❶血便(下血)

❷下痢

❸下痢と便秘を繰り返す

❹便が細くなる

❺お腹が張る

❻腹痛

❼貧血

❽体重減少


5.おわりに

大腸がんは早期発見すれば治療可能ながんです。

下痢を繰り返すなど気になる症状がある場合だけではなく、定期的に大腸がん検診を受けることが大切です。

人間ドックや健康診断を上手く活用しましょう。


【いつも最後まで読んでいただきありがとうございます】




本日のブログアイコンのタイトルは、『下痢の症状があるトラに、大腸がんのリスクを説く“メタボじいさん”』でした。