薬アラカルト その2 〜 薬の副作用、薬と食べ物の相互作用
こんにちは、メタボじいさんこと“MG3”です。
MG3は、毎朝、血圧降下剤とコレステロール抑制の薬を飲んでいます。
年をとるとつい横着になり、朝食の牛乳を飲み残しておいて、朝食後に牛乳で薬を飲んでいます。
(飲むたびに違和感は感じています)
そこで、前回のブログでは、薬の種類と薬の経路と効果について触れましたが、今回は「薬の副作用」と「薬と食べ物の相互作用」について調べてみました。
<薬の種類と薬の経路と効果については、下記のブログに掲載しています>
mg3kensinmemo.hatenablog.com
1. 薬の副作用
薬には病気を治す「作用」があります。
しかし、一方で薬本来の目的とする効果以外の好ましくない働きである「副作用」があります。
身近な薬でいうと、風邪薬を飲んだら熱は下がったけど胃が痛くなった、花粉症の薬を飲んだら鼻水は止まったけど眠くなったなどです。
副作用のリスクを低く抑え、最大限に薬の効果が得られるように研究開発は行われています。
しかし、副作用のリスクはまったくゼロではありません。
そのため、使用する薬には、どのような作用・副作用があるかを医師や薬剤師に確認することがとても重要です。
<薬の副作用が起こる理由>
◎ 薬の飲む時間・間隔・量などの誤った使用法で起こる場合
◎ 特異体質やアレルギーのため、特定の薬や物質に対して異常な反応を示す場合
◎ 服用する人の肝臓機能が不十分なため、薬の代謝がうまくいかない場合
<代表的な薬と副作用>
○ 解熱・鎮痛剤・・・・・ 胃腸障害、腎臓・肝臓の障害、アレルギーなど
○ 胃腸薬・・・・・・・・ 眠気、喉の渇きなど
○ 精神安定剤・・・・・・ ふらつき、めまい、妄想など
○ 抗生物質・・・・・・・ 胃腸障害、腎臓障害、アレルギー、難聴など
<副作用への対応>
☆ 副作用の自覚症状について知っておくこと
☆ その症状に早く気づくこと
☆ 気づいた症状を 、直ちにかかりつけの医師または薬剤師に相談すること
2. 薬と食べ物の相互作用
日常的に食べたり飲んだりしている食品の中にも薬と相性の悪い成分が含まれています。
薬と相性の悪い食べ物は、間を置けば問題ないものもありますが、基本的には薬の服用中は避けたほうが良いでしょう。
<アルコール>
薬もアルコールもほとんどが肝臓で代謝されます。
これらを一緒にのむと薬とアルコールが同じ酵素で代謝され、十分に代謝されないまま血中に入って薬の効き目が強く現れてしまいます。
◎ アルコールと相性が悪い薬・・・・・睡眠薬、血糖降下剤、強心剤、消化性潰瘍剤、抗生物質、抗結核剤、抗精神薬 など
<カフェインを含む食品>
カフェインはコーヒーや緑茶、コーラ、ドリンク剤などに含まれています。
カフェインは強い覚醒作用、利尿作用があります。
カフェインは頭痛薬や風邪薬にも含まれているため、一緒に飲むとカフェインの過剰摂取となり、頭痛、イライラ、動悸などの症状が現れる可能性があります。
また、睡眠薬や抗不安薬と一緒に飲むと、薬の精神鎮静作用とカフェインの覚醒作用が相反し、効き目が薄れます。
◎ カフェインと相性が悪い薬・・・・・頭痛薬、風邪薬、ぜんそくや慢性気管支炎の薬、睡眠薬、抗不安剤 など
<牛乳>
便秘薬など腸で溶けるように表面にコーティングが施してある薬を「腸溶錠」といいますが、牛乳と一緒に飲むと、胃の中で溶けていまします。
胃で溶けた薬は、本来作用するはずの腸内で働けなくなります。
また、胃を刺激して吐き気を引き起こします。
◎牛乳と相性が悪い薬・・・・・腸溶錠、強心剤、抗生物質、抗結核剤、抗真菌薬など
< 野菜・果物・そのほかの食品>
◎豆苗、春菊、小松菜、ブロッコリーなどの野菜に含まれるビタミンKは血液を凝固させる作用があるため、「抗血栓薬」のワルファリンカリウムと一緒に取ると薬の作用を弱め、血栓をできやすくします。
納豆は腸内で多量のビタミンKをつくるため、少量でも抗血栓薬の効果が下がります。
◎キャベツやケール、白菜などに含まれるグルクロン酸が、「解熱鎮静剤」のアセトアミノフェンを分解する作用を弱めます。
◎グレープフルーツの果肉に含まれるフラノクマリンという成分が、「高血圧の薬である降圧剤」の降圧効果が増大して低血圧を招く危険があります。
◎熟成チーズに多く含まれるチラミンは、間接的な交感神経興奮作用を持つため、「抗結核剤」や「抗うつ薬」によって増強されて、頭痛や血圧の上昇などの症状が現れます。
MG3が毎朝飲んでいる薬は「腸溶錠」ではありませんが、やはり牛乳と薬を一緒に飲むことはあまり望ましくないと思います。
明日からは横着がらず、水と一緒に飲むことにします‼️
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
☆次回は、“こむら返り 〜 夜中に足がつるのは❓ ” です。
お楽しみに❗️