ロコモ検診 〜 ロコモを予防して“健康寿命”を伸ばそう❗️
こんにちは、メタボじいさんこと“MG3”です。
日本人の「平均寿命」は年々伸びて、2016年の調査では、男性80.98年、女性87,14年で、男女ともに世界第2位の長寿国となっています。
一方で、日常的に医療や介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる期間、いわゆる「健康寿命」は、男性72.14年、女性74,79年です。
平均寿命と健康寿命の差は、男性8.84年、女性12,35年となります。
この平均寿命と健康寿命の差は、日常生活に何らかの制限のある「不健康」な期間を意味します。
MG3は健康寿命を全うするまで、すでに10年を切っています。
今はのん気にゴルフを楽しんでいますが、寝たきり、介護と言った問題も、そう遠くない将来に現実のものとなるでしょう‼️
2000年に「介護保険制度」が施行されて以来、「要介護認定者」の数は増え続けています。
当初は220万人程度でしたが、2017年には3倍近い633万人となっています。
75歳以上のほぼ3人に1人は、要介護認定者だと言われています。
要介護となる原因の約2割は「運動器」の障害です。
人の体は骨、関節、筋肉、神経などの運動器によって支えられています。
また、運動器が連動して働くことによって体を動かしています。
この運動器の働きが衰えたり障害があったりすると、歩く、立つ、体のバランスを保つなどの機能が低下し、日常生活の自立度が低くなります。
その結果、寝たきりや要介護の原因となってしまうのです。
この危険性が高い状態を「ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ)」(運動器症候群)と言います。
ロコモの原因としては、
❶加齢や運動不足による筋肉低下
❷エネルギーの過剰摂取による肥満
❸無理なダイエットや高齢者の低栄養状態によるやせ過ぎ
❹運動器の疾患などがあげられます。
「運動器の疾患」としては、例えば「変形性関節症(ひざや股関節ほか)」や「骨粗しょう症」などがあります。
変形性膝関節症というのは、関節の軟骨がすり減ることで、下の写真のように、大腿骨と脛骨の間の隙間がなくなります。
そのため、骨と骨が直接こすれ合うことになり、痛みを伴う変形をきたしてしまう病気です。
末期になるとO脚またはX脚が著明となり、膝関節の伸展や屈曲する角度が制限され歩行困難となります。
<骨粗しょう症については、“骨粗しょう症検査〜骨まで愛して❗️”でも説明しています>
mg3kensinmemo.hatenablog.com
ロコモを予防するためには、MG3のような肥満者は、体脂肪1kgを減らすために、約7,000kcalのエネルギー消費が必要です。
そのためには、日頃からウォーキングやスクワットなどの運動を行うこと。
また、運動に必要な全身を支え歩行機能の基本となる下半身の筋肉を鍛えることが重要です。
加えて、一度は「ロコモ検診」を受けて、自分の「ロコモ度」を知ることも大切でしょう。
ロコモ検診の内容としては、次のような項目があります。
❶運動機能確認テスト
・立ち上がりテスト
・2ステップテスト
・ロコモ25(問診)
❷体脂肪測定
❸握力測定
❹診察
検診にかかる所要時間は20分程度です。
検査料金は、人間ドック等の健診と同時に受けた場合は1,400円程度、ロコモ検診単独では5,000円程度かかります。
ロコモ検診を受ける前に、まずは下の表にある「ロコチェック」をやって自己診断してみてはどうでしょうか❓
ちなみに、MG3は2項目もチェックがつきました。
ロコモティブシンドロームの予防は、介護なしに自立した生活ができる「健康寿命」を伸ばすことにもつながります❗️
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
☆次回は、“ 聴力検査 〜 高音域から始まる聴力低下❗️” です。
どうぞお楽しみに❗️
本日のブログアイコンのタイトルは、『健康寿命を過ぎたトラに「ロコモ検診」をすすめる“メタボじいさん”』でした。