メタボじいさんの健診日記〜健康診断ひと口メモ

メタボじいさんのメタボ解消までの記録と健康診断ひと口メモ

低体温 〜 日本人が外国人に比べて寒がりなのは❓

こんにちは、メタボじいさんこと“MG3”です。


1. はじめに

木々もすっかり色づき秋も深まってきました。

気温も下がり、そろそろ冬支度が必要なのかもしれません。

今年はラグビーW杯が日本で開催されたこともあり、欧米系の外国人観光客の姿を街でよく見かけます。





その人達の服装は総じて「薄着」です。

寒がりなMG3としては、「日本人が寒いと感じる季節でも、よくノースリーブや半袖で平気なのかね?」という疑問がわいてきます。

調べてみると、薄着の原因はどうやら体温と関係しているようです。





2. 外国人が薄着でいられる理由

(1)血液中の赤血球の量が多いから

薄着で過ごせるということは、体温が高いということです。

体温は血液に依存しています。

血液に一番多含まれている赤血球の量を比べてみると、日本人の正常値が400〜500万個/μlであるのに対して、例えばアメリカ人の正常値は470~510万個/μlとかなり多いと言われています。

日本人よりアメリカ人の方が血液の比重が高い、つまり血液の濃度が高のです。

血液の濃度が高ければ、当然、蓄熱量が高く体温が高いと考えられます。

そのため、体温の高い外国人は日本人より薄着なのです。





(2)寒くないのは筋肉がついているから

ノースリーブや半袖の外国人は、比較的がっしりして体格が良い人達です。

彼らは、筋肉が作る熱量で寒くないのです。

一般的に日本人に比べて欧米人の方が筋肉量は多く、当然、筋肉が作り出す熱の量も多いのです。

ユースホステル等で外国人に協力してもらい体温を測った結果、45人中、なんと約半数の22人が37度台であったというデータもあります。

また、その調査では、外国人の平均体温が日本人よりも0.7度も高かったそうです。

日本人でも例外として、お相撲さんがいます。

たしかに、お相撲さんは冬場でも浴衣一枚の姿をよく見かけます。

お相撲さんの体温を測ると、おそらく一般的な日本人よりかなり高いと思います。





以下の記事は、ちょうど「健康管理士メールマガジン10月号」が届き、健康コラムに「低体温」について載っていたので、参考までに掲載します。〈写真等は別途引用〉



3. 低体温とは

日本人の平熱は36~37℃程度です。

一般的に「低体温」とは、平熱が35℃台やそれ以下の状態をいいます。

36~37℃という体温は、体内の酵素が最も活性化され、細胞の新陳代謝が活発で、免疫力も高い状態を保つことができる温度です。

しかし、体温が1℃下がるだけで、酵素の働きや、免疫力、基礎代謝が低下し、体にさまざまな悪影響が及ぼされます。

< 低体温の体への影響 >

・免疫力が低下し、風邪などの感染症にかかりやすくなる

基礎代謝が低下し、太りやすくなる

・新陳代謝が悪いため肌がくすみやすくなる

酵素の働きが低下し、栄養素の吸収が悪くなる

・体内でブドウ糖をエネルギーに変える働きがスムーズにできず、疲れやすくなる

その他にも、肩こり、頭痛、腰痛、生理痛、不眠などの不快な症状が現れる場合もあります。





4. 低体温を招く原因

低体温の原因は、普段の食生活や生活習慣にあると考えられます。

・朝食抜き、過剰なダイエットなど乱れた食習慣

・冷たい物や甘い物の食べすぎ

・冷暖房完備の生活

・シャワーだけの入浴

・運動不足による筋力低下

・過度のストレスによる自律神経やホルモンのアンバランス

・夜型生活




5. 低体温改善のポイント

●積極的に運動を行い、筋肉量を増やすウォーキングやスクワットなどで筋肉量の多い下半身の筋肉を鍛えることで基礎代謝が高くなり、体温も上がりやすくなります。

●体を温める物を食べる唐辛子や山椒、生姜、カモミールサフランなどのハーブなど、体を温める食材や温かい鍋・汁料理を食べるようにしましょう。

●ストレスとうまく付き合うストレスは体温を調節する自律神経に影響します。

●お風呂にゆっくり浸かる入浴には、一日の疲れをとり、自律神経を整える働きがあります。

ぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにしましょう。



6. まとめ

日本人が外国人に比べて寒がりなのは「体温」によることがわかりました。

近年、女性をはじめ、子どもや男性にも低体温の人が増えていると言われています。

低体温は労働や学習意欲の低下やさまざまな体の不調を招く原因にもなります。

平熱が低めの人は、食生活や生活習慣を見直して、早めに改善するようにしましょう。




いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。

☆次回は、“ 前立腺肥大症 その2 〜 夜中ぐっすり眠れるのか❓ ” です。

どうぞお楽しみに❗️




本日のブログアイコンのタイトルは、『トラの脇の下にある体温計をそっと取ろうする“メタボじいさん”』でした。