メタボじいさんの健診日記〜健康診断ひと口メモ

メタボじいさんのメタボ解消までの記録と健康診断ひと口メモ

メタボじいさん 〜 動脈硬化は静かに進行していた❗️


こんにちは、メタボじいさんこと“MG3”です。

昨年12月5日に人間ドック健診を受診したなかで、『頚動脈超音波検査』を受けました。




[超音波検査装置]



頚動脈の血管壁の厚みや硬さを超音波(エコー)で確認し、動脈硬化が原因となる心筋梗塞脳梗塞などの発症リスクを推測する検査です。

所要時間は15分程度で、検査費用は約4,200円程度です。

頚動脈は体の表面に近いところを流れているので、超音波での検査がしやすく、「全身の窓」として動脈硬化の判定にも適しています。

その結果、下の写真の通り、「動脈硬化」の所見がありました。



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1.動脈硬化とは

動脈とは、心臓から送り出される血液を全身に運ぶパイプのような血管のことです。

健康な動脈は、勢いよく流れる血液の圧力にも耐えられるしなやかさと強さ、弾力性を持っています。

しかし、加齢とともに動脈が老化したり、動脈壁にコレステロールなどがたまって血管が狭くなっていくと、弾力性が失われて硬くなってきます。

このような状態を「動脈硬化」といいます。

健康な人でも働き盛りの30歳代から血管の内部が変化し、動脈硬化が始まっています。

血管の年齢には個人差があり、「高血圧」、「高血糖」、「脂質異常症」、「高尿酸血症」、「ストレス」、「喫煙」などの生活習慣が大きく影響します。


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2.動脈硬化が起こるしくみ

動脈硬化が起きるきっかけは血液中の悪玉コレステロール(LDL)が増えることです。

食事でコレステロールを摂りすぎたりすると、血液中のLDLが増えだします。

一方、血管は血圧が高かったり、喫煙することでいちばん内側の細胞、内皮細胞が傷つけられ、細胞同士の隙間が広がっていきます。

すると増えすぎたLDLがその隙間から内膜の内側に入り込んでいきます。

内膜の内側に入り込んだLDLはやがて活性酸素の働きによって酸化されたり、血液中の糖分と結びついていきます。

本来、体に必要な物質であるLDLが不要な物質に変化してしまうのです。

すると白血球が活動を始め、体の免疫システムが働きだすのです。

不要な物質へと変化したLDLを取り除くため白血球は内膜の内側に入り込んでいきます。

そして次々とLDLを自分の中に取り込んでいきます。

大量のLDLを取り込んだ白血球はやがて死に、後にはコレステロールの塊が残ります。

こうして血管は本来のしなやかさを失ってゆき、コレステロールの塊が内膜を大きく押し上げ、血液の通り道を狭くします。

これが「動脈硬化」です。

動脈硬化が進むとストレスなどが引き金になり、血管の壁が破れてしまうことがあります。

すると傷口をふさぐため血が固まり、血管の壁には血栓というかさぶたができます。

こうしたことが繰り返されると、血管はやがてふさがってしまうのです。



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3.動脈硬化が進行すると

動脈硬化を放っておくと、下記のような病気の原因となります。

狭心症・・・心臓を取り巻く冠動脈が狭くなって起きる病気

心筋梗塞・・・心臓を取り巻く冠動脈の血流が止まる病気

脳出血くも膜下出血)・・・脳の血管が破れてします病気

脳梗塞・・・脳の血管がつまってしまう病気

◎閉塞性動脈硬化症・・・足の筋肉が減り、歩くと足が痛むなどの症状がある病気、ひどくなると足先が腐ってしまうこともある。

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4.動脈硬化をくい止めるには

・適正な運動を習慣にする。

・運動は、肥満の解消だけでなく、継続的に行うことで善玉コレステロールが増加する。

・食べ過ぎに注意し、栄養バランスのとれた食事をする。

・野菜や海草類のほか、イワシやサバなどDHAEPAを多く含む青魚を多く摂取する。

年に一度は、動脈硬化の検査を受けて血管の健康度を知り、生活習慣を改善することが動脈硬化の予防につながると思います。


いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。




本日のブログアイコンのタイトルは、『実はトラに超音波検査をしている“メタボじいさん”』でした。