聴力検査 〜 高音域から始まる聴力低下❗️
こんにちは、メタボじいさんこと“MG3”です。
「耳」はとても精巧な器官です。
高度な機能を備え、非常に複雑な動きをしています。
「音」は次のような経路を経て知覚されます。
❶耳介で集まりった音は、外耳道を通って鼓膜を振動させます。
❷鼓膜の振動は、中耳にある耳小骨(三つの小さな骨=ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨)の振動で増幅されてます。
❸音は内耳にある蝸牛(かぎゅう)へと伝えられます。
<蝸牛は形がカタツムリそっくりであるため、そういう名前がつきました>
❹音は蝸牛の中にある有毛細胞で感じます。
❺音は蝸牛で振動を電気信号に変換され聴神経を通って脳へと伝えられます。
❻電気信号は延髄と橋(きょう)の堺から中脳、視床を経て大脳皮質の聴覚野へ送られます。
❼音はこの聴覚野で認識されます。
生活の中では音が氾濫していて耳に入ってきますが、全てを認識している訳ではありません。
脳は音として必要なものだけを認識し、不要なものは素通りさせているのです❗️
健康診断には「聴力検査」があります。
聴力検査は周囲に雑音のある環境では正確な検査が出来ませ ん。
そのため防音の部屋で行われます。
下の写真が「聴力検査室」です。
部屋の中にまた部屋を作るような感じで、扉の壁も相当厚くしてあります。
そして、ヘッドホーンをあて,上の写真にある「オージオメータ」という検査機器を使って、低音(1000Hz)と高音(4000Hz)を聞き取れるかどうかを調べます。
1000Hzは「人の話し声程度」、4000Hzは「電話のベル程度」の高さの音です。
MG3が2018年8月の人間ドック健診で受けた「聴力検査」の結果が下の写真です。
1000Hzでは30dB(デシベル)以下、4000Hzでは40dB以下であれば異常なしです。
MG3の場合、右耳の低音1000Hzが35dBと要注意の「軽度所見」となっています。
一般的に、年をとると、人の会話域をはずれた高音域から聞こえにくなると言われています❗️
個人差はありますが、加齢に伴う聴力の低下は、左右の耳の聴力が同じレベルで緩やかに低下していきます。
そのため、本人はあまり自覚がありません。
聴力の低下を認めることは「年寄り」というイメージを持たれるという先入観があるため、自覚することを無意識に避けてしまうこともあります。
また、当初は聴力の低下に気がつかないことが多く、気がついたときにはかなり進行し、しかも治りにくいという特徴があります。
聴力検査はなるべく早く聴力の低下をみつけて、早期に病気を発見するために必要です❗️
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
☆次回は、“ 肝疾患コーディネーター養成講座 その1 〜 事前学習 ” です。
固い内容になりそうですが、どうぞお楽しみに❗️
本日のブログアイコンのタイトルは、『聴力低下の疑いがあるトラなので、背後からこっそり近寄ることができる“メタボじいさん”』でした。